●ホメオパシーって?

今から約250年前にドイツの医師、サミュエル・ハーネマンが確立させた療法で、
その起源は古代ギリシャのヒポクラテスまでさかのぼることができます。

ホメオパシーは「同種療法」と訳されている通り、
「症状を起こすものは、その症状を取り去るものになる」という
「同種の法則」が基本原理になっています。

ハーネマンは、症状を起こすもの(例えばヒ素やトリカブトなど)を
原物質がないほどに希釈(薄め)、振盪(叩いて)して使うことにより
からだに悪影響を与えることなく自然治癒力を高め、自ら症状を解放してゆく
「超微量の法則」を確立させ、からだにやさしく、副作用のない
ホメオパシー療法を完成させました。

ホメオパシーでは症状を抑圧するのではなく、自ら症状を出し切れるように
後押しします。そうして初めて心身ともに健康になると考えます。

わたしたちの心や細胞が抱える不自然なパターンを解放し、からだの芯から
健康を取り戻す自然療法、それがホメオパシーです。

●ホメオパシーのレメディー

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「超微量の法則」に基づき、植物や鉱物などを高度に希釈した液体を
小さな砂糖の玉にしみこませます。

この砂糖の玉をレメディーと呼びます。

このレメディーを口の中に入れ、溶けるのを待ちます。
ホメオパシーのレメディーは通常、原物質の分子をひとつも含まない程
薄められていますので、赤ちゃんや妊婦さん、そして動物にも
安心して使うことができます。

ホメオパシーでは、レメディーがバイタルフォース(自然治癒力)に作用していると
考えられています。ですからレメディーがその人の抱える不自然なパターンと
適合している場合は共鳴し、自然治癒力が揺り動かされ、体が良い方向へと
向かいますが、適合していない場合には共鳴することはなく、自然治癒力が
揺り動かされる作用はありません。

このようにレメディーとは、自然治癒力を揺り動かし、自ら健康になろうとする力を
引き出すためのものです。

ホメオパシーでは、自分以外に自分を癒せる者(治療者)はいないという考えが
根本にあります。

●自己治癒力の働き

ホメオパシー療法を始めると自然治癒力の働きにスイッチが入り、
いらないものを排泄するという、からだの反応が起こることがあります。
これを「好転反応」といいます。

この「好転反応」をとても怖がったり、嫌がったりするかたも多いのですが
嫌わないであげてください。

確かに、今出てきたら困るし、つらいし、大変だし、というのもわかります。
でも、元々は「自分」が出していた症状なのです。

本来、症状は自分のからだの状態をあらわしている、ありがたいものなのです。

その本来出るべき症状を薬などで抑えていたことがある場合は、
自然治癒力が高まると、どうしてもその抑えていたものを出すようになります。

おこさまや急性症状の場合は、比較的短時間(短期間)に押し出すことが
できることも多いのですが、慢性的な症状をお持ちの場合、個人差はありますが
治癒の過程で一時的に好転反応が起こることもあります。

レメディー自体がからだや精神に悪い影響を与えるということはありません。
しかし自然治癒力が高まると、からだは体内に溜まっていたものを排泄しようと
働き始めます。

例えば、鼻水や汗などの分泌物が増えたり、尿量が増えたり、下痢をしたり、
皮膚発疹が出たり、熱が出たりすることがありますが、反応の仕方は
人それぞれに異なります。

また長い間、心の中に溜め込んでいた感情が出てきて泣き出すようなことも
あるかもしれません。

このような好転反応が必ずあらわれるということではなく、本来の健康な心と体の
バランスを取り戻すために、そのような変化が出てくる場合もあるということです。

自然治癒力の働きとは、自分を自然体に戻す働きです。
ホメオパシーにおける治癒の方向性を理解しておくと助けになるでしょう。